Dsl (Digital Simulation Library) for .Net
連立方程式(y=f(x))を解く場合 Jacobian 行列 dy/dx を計算します。 dy/dx を計算する場合 Dsl では数値微分を実行します。 (数式微分は現バージョンではサポートしていません)。ここで数値微分を計算する場合 まず x を dx だけ変化させた時の y の変化分 dy を計算して「数値微分値 = dy/dx」とするわけですが、 このときの dx の初期値を決定する際に DerivativeRatio が使用されます(初期値は 100.0)。 最初に dx = |x| / DerivativeRatio を計算して、 dx がゼロ(に近い)なら次に dx = |y| / DerivativeRatio 、それでも小さければ dx = DerivativeRatio / 1000 と計算します。 dx は計算の過程で自動的に調節されるので DerivativeRatio の値を変更する必要性は少ないと考えられます。

名前空間: Dsl
アッセンブリー: Dsl (in Dsl.dll)

構文

C#
public double DerivativeRatio { get; set; }
Visual Basic
Public Property DerivativeRatio As Double
	Get
	Set
Visual C++
public:
property double DerivativeRatio {
	double get ();
	void set (double value);
}

Property Value

タイプ: Double

参照