Mol(Math Object Library) fot .Net

The EgvSolver type exposes the following members.

プロパティ

  名前説明
Public propertyCount
計算された固有値の数です。
Public propertyCriteria
各固有値に許される絶対誤差許容値。Solve()メソッドに(eps として)指定された値(指定されなかった場合はゼロ)です。 計算中の固有値の変動幅が十分小さい場合、つまり、Criteria + ε * max( |a|, |b| ) 以下の幅の区間 [a, b] 内に存在していると判別された場合 (ε はマシン精度)、収束したものとします。もし、計算が収束しない場合は Solve() メソッドの eps の値を増やすことも考えられます。
Public propertyEigenValues
計算された固有値(昇順に格納されます)を格納するベクトルです。ベクトルのサイズと固有値の数は必ずしも一致しません。 適切に実数か複素数にキャストして使用してください。 固有値の数は Count プロパティで与えられます。
Public propertyEigenVectors
固有ベクトル(各ベクトルは各列に対応します)を格納する行列です。 適切に実数か複素数にキャストして使用してください。 EigenValues[i] に対応する固有ベクトルは EigenVectors.Columns[i] となります。 計算で固有ベクトルが要求されなかったときは null となります。
Public propertyFailedCount
計算結果の最終状態で、通常はゼロです。正の値の時は FailedCount 個の収束しなかった固有値があります。 (FailedIndeces)。 ただし、汎用固有値計算問題で FailedCount > A.ColumnCount の場合は、行列 B が正定値でないか因子分解に失敗して計算が中断したことを示します。
Public propertyFailedIndeces
Solve() メソッドの結果、FailedCount は計算が正常終了すればゼロですが、FailedCount >0 なら計算できなかった固有値の数を意味します。 この時、収束しなかった固有ベクトルのインデックスを格納したベクトルです。
Public propertyMaxIndex
Solve() メソッドに指定した固有値の(昇順に並べた時の)最大インデックスです。指定しなかった場合の値は意味がありません。
Public propertyMaxValue
Solve() メソッドに指定した最大固有値の値です。指定しなかった場合の値は意味がありません。 計算された固有値の最大値ではありません。
Public propertyMinIndex
Solve() メソッドに指定した固有値の(昇順に並べた時の)最小インデックスです。指定しなかった場合の値は意味がありません。
Public propertyMinValue
Solve() メソッドに指定した最小固有値の値です。指定しなかった場合の値は意味がありません。 計算された固有値の最小値ではありません。
Public propertyMolHandle
Mol.C++.dll(ネイティブDLL)と Mol.Net.Dll(.Net 用マネージドDLL)間の情報を管理するハンドル。 NativeDll クラスでユーザ作成のネイティブDLLを作成する場合等に利用できます。
(Inherited from _Mol.)
Public propertyMolType
Molオブジェクトの属性(_Mol..::..MOL_TYPE)。
(Inherited from _Mol.)
Public propertyUserType
Molオブジェクトの追加属性(_Mol..::..USER_TYPE)。 例えば一般行列でも要素が対称なら、その属性を積極的にセットすることでソルバーは最適な手法を選択することができます。 当然ながら、間違った設定は間違った値や計算不能な状態に陥りますので注意して設定してください。
(Inherited from _Mol.)

参照