Mol(Math Object Library) fot .Net

The MatrixDenseBandDouble type exposes the following members.

コンストラクター

  名前説明
Public methodMatrixDenseBandDouble()()()()
デフォルトのコンストラクター(後でInitialize(Int32, Int32, Int32, Int32)メソッドを呼び出す必要があります)。
Public methodMatrixDenseBandDouble(Int32, Int32, Int32, Int32)
行数と列数を指定したコンストラクター(後でInitialize(Int32, Int32, Int32, Int32)メソッドを呼び出す必要はありません)。

メソッド

  名前説明
Public methodArrayType()()()()
_array の配列タイプを返します。
(Inherited from _Array.)
Public methodClone
同じ型・サイズ・値の新しい行列を作成します。 ただし、戻り値は全ての行列の基本クラスである _Matrix ですので使用には適切にキャストしてください。
(Inherited from _Matrix.)
Public methodDispose
IDisposable インターフェースメンバ。C++ Dll に割り当てられたメモリー資源を解放します。 メモリー資源は当然ながらガベージコレクションによって解放されますが、いつ解法されるかはわかりません。 以後、完全に使用しないと判明したオブジェクトは Dispose() を呼び出して積極的に資源を解法することをお勧めします。
(Inherited from _Matrix.)
Public methodFill(Complex)
全配列要素に v を代入します。配列が実数・整数の場合は引数の実数部が使用されます。
(Inherited from _Array.)
Public methodGetArrayIndex
行列の I 行の先頭から j 番目の非ゼロ要素の _Array (_Array への(FORTRAN形式の)インデックス値を返します。 ※ I は(IndexBaseに依存する)行番号ですが、 j は必ず 1 から始まる順序番号です。 戻り値の ArrayIndex 要素を直接 _Array.GetElement() や _Array.SetElement() メソッドに指定して _Array 配列要素にアクセスできます。 また、戻り値の Index は j の位置に対応する(IndexBaseに依存する)列番号です。 本メソッドは疎な行列の各行に格納されている有効な要素(GetRegisteredElementCount(Int32)個)を順にアクセスするために用意されています。
(Inherited from _Matrix.)
Public methodGetElement(Int32)
配列要素に直接アクセスするためのメソッドです。 値は複素数ですが、配列が実数(または整数)の場合は虚数部( 0.0 になっています)は意味を持ちません。
(Inherited from _Array.)
Public methodGetMinMax()()()()
全配列の最大値と最小値のペアを返します。
本メソッドは複素数の配列には使用できません((NaN,NaN)が返ります)。
(Inherited from _Array.)
Public methodGetRegisteredElementCount
指定した行(I)の有効な行列要素数を返します。 密な一般行列では全列数。密な帯行列では対角要素を含む帯の幅。 対称行列、エルミート行列、密な上三角行列は上三角部分の有効な列数。 密な下三角行列は下三角部分の有効な列数。 疎な行列では密な行列と同じ有効部分に実際に設定した要素の数になります。
(Inherited from _Matrix.)
Public methodInitialize(Int32, Int32)
行列を初期化します。正方行列の場合は行数と列数を同じにしてください。
(Inherited from _Matrix.)
Public methodInitialize(Int32, Int32, Int32, Int32)
帯行列を初期化します。正方行列の場合は行数と列数を同じにしてください。
Public methodMaxAbs()()()()
全非ゼロ要素の最大絶対値を計算します。
(Inherited from _Array.)
Public methodNegate()()()()
全要素の符号を反転します。
(Inherited from _Array.)
Public methodNorm1
行列の1ノルムを計算します。
行列 A の1ノルム: ||A||1 = Maxji(|Aij|))
(Inherited from _Matrix.)
Public methodNormE
行列のユークリッドノルムを計算します。
行列 A のユークリッドノルム: ||A||E = (Σij(|Aij|)))1/2
(Inherited from _Matrix.)
Public methodNormI
行列の無限ノルムを計算します。
行列 A の無限ノルム: ||A|| = Maxij(|Aij|))
(Inherited from _Matrix.)
Public methodSetConjugated()()()()
全要素の虚数部分の符号を反転(複素共役)します。
(Inherited from _Array.)
Public methodSetElement(Int32, Complex)
配列要素に直接アクセスするためのメソッドです。 値は複素数で設定しますが、実数(または整数)配列の場合は虚数部は無視されます。
(Inherited from _Array.)
Public methodSort()()()()
配列内容を昇順にソートします。
※密なベクトル以外の配列をソートする場合は「配列」の意味を理解したうえで実行してください。
(Inherited from _Array.)
Public methodSort(Boolean)
配列内容を引数 Decreasing の指定に従ってソートします。
※密なベクトル以外の配列をソートする場合は「配列」の意味を理解したうえで実行してください。
(Inherited from _Array.)
Public methodSort(VectorDenseInt)
配列内容を昇順にソートする代わりに、ソート済みのインデックス配列 Index を返します。ソート対象の配列は変更されません。
※密なベクトル以外の配列をソートする場合は「配列」の意味を理解したうえで実行してください。
(Inherited from _Array.)
Public methodSort(VectorDenseInt, Boolean)
配列内容を Decreasing の指定に従ってソートする代わりに、ソート済みのインデックス配列 Index を返します。ソート対象の配列は変更されません。
※密なベクトル以外の配列をソートする場合は「配列」の意味を理解したうえで実行してください。
(Inherited from _Array.)
Public methodSort(VectorDenseInt, Boolean, Int32, Int32)
配列範囲の内容を Decreasing の指定に従ってソートします(Index != null なら配列内容は変化せず、ソート結果が Index に格納されます)。 ソートする範囲は配列要素の lb から ub の間です。
※密なベクトル以外の配列をソートする場合は「配列」の意味を理解したうえで実行してください。
(Inherited from _Array.)
Public methodSumAbs()()()()
全非ゼロ要素の絶対値の和を計算します。
(Inherited from _Array.)
Public methodSumSquare()()()()
全非ゼロ要素の二乗和を計算します。複素数の場合は実数部と虚数部、それぞれの二乗和になります。
(Inherited from _Array.)
Public methodTranspose
転置行列を作成します。
(Inherited from _MatrixDouble.)

演算子

  名前説明
Public operatorStatic memberDivision
MatrixDenseBandDouble / double の演算定義です。
Public operatorStatic memberMultiply(Double, MatrixDenseBandDouble)
double * MatrixDenseDouble の演算定義です。
Public operatorStatic memberMultiply(MatrixDenseBandDouble, Double)
MatrixDenseBandDouble * double の演算定義です。
Public operatorStatic memberUnaryNegation
行列要素の符号を反転した新しい行列を作成します。

フィールド

  名前説明
Public fieldTag
ユーザが自由に設定・使用できるオブジェクトです。 Mol が内部で参照することはありません。
(Inherited from _Mol.)

プロパティ

  名前説明
Public propertyColumnCount
行列の列数です。
(Inherited from _Matrix.)
Public propertyColumns
行列の列ベクトル
(Inherited from _MatrixDouble.)
Public propertyCount
確保されている行列・ベクトルの配列要素数です。 密なベクトルやマトリクスの場合は全要素数に一致しますが、疎な配列の場合は 現状確保(代入)されたサイズです。
(Inherited from _Array.)
Public propertyItem[([( Int32])])
_Array オブジェクが管理する一次元配列です。行列やベクトルは最終的に、_Array オブジェクが管理する一次元配列にアクセスしますが 当然ながらインデックスは(密なベクトル以外)異なります。インデックスはIndexBaseに依存します。 (GetElement(Int32)SetElement(Int32, Complex)は常に1から開始するインデックスを指定します)。
(Inherited from _Array.)
Public propertyItem[([( Int32, Int32])])
行列のI行J列の要素を返えします(設定します)。
(Inherited from _MatrixDouble.)
Public propertyLBound
配列インデックスの下限値です(IndexBaseに応じて 0 か 1 になります)。
(Inherited from _Array.)
Public propertyLowerBandSize
行列の対角要素(を含まない)より下の「帯の幅」を示します。
Public propertyMolHandle
Mol.C++.dll(ネイティブDLL)と Mol.Net.Dll(.Net 用マネージドDLL)間の情報を管理するハンドル。 NativeDll クラスでユーザ作成のネイティブDLLを作成する場合等に利用できます。
(Inherited from _Mol.)
Public propertyMolType
Molオブジェクトの属性(_Mol..::..MOL_TYPE)。
(Inherited from _Mol.)
Public propertyRowCount
行列の行数です。
(Inherited from _Matrix.)
Public propertyRows
行列の行ベクトル
(Inherited from _MatrixDouble.)
Public propertySize
確保されている行列・ベクトルの配列領域のサイズ(要素の数)です。 密なベクトルやマトリクスの場合は全要素数に一致しますが、疎な配列の場合は 現状確保された領域サイズです。確保可能な最大サイズ(SizeLimit)に達する前はCountに等しいか大きい値になります。 ///
(Inherited from _Array.)
Public propertySizeLimit
行列・ベクトルの列領域の最大サイズ(要素の最大数)です。 密なベクトルやマトリクスの場合は宣言時に全要素のサイズが確保され(その値が返り)ます。 疎な配列の場合は、領域のサイズ(Size)の最大値を意味しますので、 現状確保されたサイズ(確保可能な最大サイズに達する前はCountより若干大きい値)です。
(Inherited from _Array.)
Public propertyUColumnBound
行列の列インデックスの上限値です。
(Inherited from _Matrix.)
Public propertyUpperBandSize
行列の対角要素(を含まない)より上の「帯の幅」を示します。
Public propertyURowBound
行列の行インデックスの上限値です。
(Inherited from _Matrix.)
Public propertyUserType
Molオブジェクトの追加属性(_Mol..::..USER_TYPE)。 例えば一般行列でも要素が対称なら、その属性を積極的にセットすることでソルバーは最適な手法を選択することができます。 当然ながら、間違った設定は間違った値や計算不能な状態に陥りますので注意して設定してください。
(Inherited from _Mol.)

参照