Mol/Dsl のインストールと Visual Staudio の準備
以下、 Visual Studio(V2010)上で
Mol/Dsl を使用した C# プログラミングができるまでの手順です。
以下の手順に従って新しいプロジェクトを作成する代わりに、例題プログラム
Mol の例題 Dsl の例題
をダウンロードしてから独自のプロジェクトを追加してもかまいません。
※Visual Studio は既に正しくインストールされているものとします。
テスト用ソリューションの作成
Visual Studio を起動します。
例えば、画面左下の「スタート」メニューから「Microsoft Visual Studio 2010」をクリックします。
起動したら新しいプロジェクトを追加します。
この例では D:\Test にウィンドウズフォームアプリケーション(Test)を作成します。
この時点で一旦 Visual Studio を終了して、ソリューションを保存します(D:\Test\Test\Test.sln)。
Mol/Dslのダウンロードと例題の実行
Mol/Dslのバイナリーファイル dsl_mol_bins.zip をダウンロードして
内容を全て D:\Test\Test に展開します。ファイル等は以下のようになります。
- 上記以外に(最新版で追加された) Mol.Net.Xml や Dsl.Xml 等、XML ファイルをソリューションに追加してください。開発時に詳細なツールヒントが表示されます。
- Dsl を使用しない場合は先頭に Dsl* の付いたファイルは必要ありません。
- DslExamples32.exe や MolExamples64.exe は付属の例題(32ビット、64ビット用)ですので、この時点で異常なく実行できることを確認してください。
ソリューションに Mol/Dsl を追加
D:\Test\Test\Test.sln をダブルクリックして、再度 Visual Studio を立ち上げます。
ソリューションエクスプローラーの「Test」を右クリックして「追加」、「既存の項目」をクリックします。
追加画面で Mol/Dsl の全ての Dll (とツールヒント用 XML ファイル)をソリューションに追加してください。追加した各 Dll のプロパティは
「出力ディレクトリにコピー」を設定してください(XMLファイルはコピーする必要ありません)。
Mol/Dsl の参照を追加
「参照設定」を右クリックして Mol.Net.Dll (や Dsl を使用するなら Dsl*.Dll) の「参照」を追加します。
さらに「Test」を右クリックしてアプリケーションを「コンソールアプリケーション」に設定します。
これでデバッグ出力(Console.WriteLine()等で)をコンソール画面に出力できるようになります。
コンソールアプリケーションといってもコンソール画面に出力できるようになるだけで、その他の GUI 操作等は
Windows アプリケーションと全く同じです。
フォームにボタンを追加して
ソースプログラムに using Mol;
(Dsl なら using Dsl;
等)を追加すれば
準備完了です。
※できれば、Mol の例題に含まれている Test.cs を D:\Test\Test\ にコピーして「Test」プロジェクトに追加してください。
行列の表示やデバッグに有用なメソッドが含まれています。
この時、14行目の namespace Examples
を namespace Test
に修正してください。
ドキュメント(ヘルプファイル)等はダウンロードしてから別途保存してください。
展開したファイルの中に Install_Mol.Bat や Install_Dsl.Bat がありますので、それぞれ実行してください。
Mol のドキュメント
Dsl のドキュメント