Mol(Math Object Library) fot .Net
The Stat type exposes the following members.
プロパティ
名前 | 説明 | |
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Computed |
計算したい各種プロパティ(基本統計量)を指定します(複数ある場合は | で組み合わせます)
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CorrelationMatrix |
相関行列を格納する実対称行列(デフォルトはnull)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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CovarianceMatrix |
分散共分散行列を格納する実対称行列(デフォルトはnull)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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DataMatrix |
データ行列。統計対象データの入れ物です。データ量が大きいときは順にデータを満たしながら複数回に分けて処理を実行(分割処理)できます。
複数回に分けて処理を実行する場合はデータ行列の各要素を書き換えるか、新しいデータ行列を作成して DataMatrix に設定します。
各行がレコードですので新しいデータ行列を作成する場合、行数は変更可能ですが列数を変更することはできません。 ※重み(Weight)を定義している場合は、重みの変更も必要です。 | |
Kurtosis |
各列の尖度を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
尖度の計算には2次、3次、4次の積率が必要(ベクトルが設定されていなければ自動作成されます)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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Max |
データの最大値を保持するベクトル(デフォルトは null)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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Mean |
Compute()メソッド終了時には(各列に対応する)平均値が格納されます。
平均値は必ず計算されるので、本ベクトルを置き換えることはできません。
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Min |
データの最小値を保持するベクトル(デフォルトは null)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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MissingValue |
Statで使用する欠測値(==Double.NaN)です。DataMatrix 中の欠測値は
ReplaceMissingValues(Int32, Double, Int32, Int32)
によって意味のある値に置き換えることができます。 欠測値は非数値(NaN)ですので操作には注意が必要です。NaNを含む計算は全て NaN になります。 また自分(NaN)自身と比較しても一致しません(NaN==NaN の比較は false になります)。 従って、数値が NaN であるかどうかの判定は == や != を使用できません。代わりに Double.IsNaN() や IsMissingValue(Double)を使用して判定します。 | |
MolHandle |
Mol.C++.dll(ネイティブDLL)と Mol.Net.Dll(.Net 用マネージドDLL)間の情報を管理するハンドル。
NativeDll クラスでユーザ作成のネイティブDLLを作成する場合等に利用できます。
(Inherited from _Mol.) | |
MolType |
Molオブジェクトの属性(_Mol..::..MOL_TYPE)。
(Inherited from _Mol.) | |
Moment2 |
2次の(代数)積率を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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Moment3 |
3次の(代数)積率を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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Moment3C |
3次の中心積率を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
計算には2次と3次の積率が必要(ベクトルが設定されていなければ自動作成されます)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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Moment4 |
4次の(代数)積率を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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Moment4C |
4次の中心積率を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
計算には2次、3次、4次の積率が必要(ベクトルが設定されていなければ自動作成されます)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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QuantileMatrix |
分位率(0<分位率<1)ベクトル(QuantileOrder)の各要素に対応した分位値を保持する行列です。
分位率とは DataMatrix の各列データを昇順に並べて、最小値の位置を 0 、最大値の位置を 1 に対応させた場合の値(0<分位率<1)です。
個々の分位率の位置にあたるデータの値を分位値といいます。
分位値は、分位率が与えられている場合にのみ計算されます。分位率が与えられていれば、設定されていなくても ComputeProperties()()()() メソッド実行時に作成されます。
本行列(QuantileMatrix)を定義する前に分位率ベクトルが定義されている必要があります。 ※分位値行列の各行が分位率ベクトルの各要素の値に対応します。分位値行列の各列は DataMatrix 行列の各列に対応します。 ※中央値(メディアン:Median)は分位率 0.5 の時の分位値になります。 ※DataMatrix の行数を n として、値((n-1)・分位率)の整数部を j、小数部を f とすると 分位値=y[j+1]+f・(y[j+2]-y[j+1]) で計算されます。 | |
QuantileOrder |
分位率(0<分位率<1)を格納したベクトルです。
分位率とは DataMatrix の各列データを昇順に並べて、最小値の位置を 0 、最大値の位置を 1 に対応させた場合の値(0<分位率<1)です。
個々の分位率の位置にあたるデータの値を分位値といいます。分位値は、分位率が与えられている場合に、QuantileMatrix に格納されます。
※中央値(メディアン:Median)は分位率 0.5 の時の分位値になります。 ※DataMatrix の行数を n として、値((n-1)・分位率)の整数部を j、小数部を f とすると 分位値=y[j+1]+f・(y[j+2]-y[j+1]) で計算されます。 | |
Skewness |
各列の歪度を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
歪度の計算には2次と3次の積率が必要(ベクトルが設定されていなければ自動作成されます)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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Sum |
データの和を保持するベクトル(デフォルトは null)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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UserType |
Molオブジェクトの追加属性(_Mol..::..USER_TYPE)。
例えば一般行列でも要素が対称なら、その属性を積極的にセットすることでソルバーは最適な手法を選択することができます。
当然ながら、間違った設定は間違った値や計算不能な状態に陥りますので注意して設定してください。
(Inherited from _Mol.) | |
Variance |
分散(不偏分散)を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
分散の計算には2次の積率が必要(ベクトルが設定されていなければ自動作成されます)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。 ※不偏分散は、全ての重みが1の場合、自由度 N-1 になります(Nはサンプルデータレコードの数)。2次の中心積率(自由度 N)とは一致しません。 | |
Variation |
各列の変動係数を格納するベクトル(デフォルトはnull)です。
変動係数の計算には2次の積率が必要(ベクトルが設定されていなければ自動作成されます)です。
計算する必要が無い場合は null を設定します。
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Weight |
各標本データの重みです(デフォルトは null で重みは 1.0 が仮定されます)です。
設定する場合、ベクトルのサイズは DataMatrix の行数に一致する必要があります。 ※ null を設定することはできません。 |